マイクロアドが広告配信を終了した理由

このエントリーをはてなブックマークに追加

マイクロアドが個人アフィリエイター向けの広告配信を終了

「マイクロアド」と言えば、アフィリエイターなら誰でも知っているクリック報酬型広告の配信サイトだったのですが、2012年9月30日に新規会員登録を停止しました。「リニューアルでもするのかな?」と思ったら、2013年3月末にBTパートナー(個人アフィリエイター向け)のサービスを終了を発表(管理人びっくりしすぎて紅茶をこぼす)。

これだけ知名度のあるサービスをどうして終了させるのかが不思議だったのですが、「サイバーエージェント」(マイクロアドの親会社)から送られてきた株主レポート(ビジネスレポート)を読んでいたら、なるほどな~となんとなく納得できたのでみんなとシェアしたいと思います。

労働集約モデルと収穫逓増モデル

サイバーエージェントさんの株主レポート(語り手:社長の藤田晋さん)からの引用で説明すると、

広告代理事業は
営業の人数を増やしていかないと
売上伸びない「労働集約モデル」。
収益性が低い分野と言えます。

広告代理事業で売上をあげようとすると、コストもあがってしまうそうです。

一方、「Ameba」のようなメディア事業は、
損益分岐点を超えれば、
後は少ない運営コストで
丸々利益になるという
収穫逓増モデル。
当然、収益性は高い。

メディア事業は、少ない運営コストで大きな利益を出せるとのこと。

けれども、当社は採用の段階で
広告代理事業を希望する人間が多く、
優秀な社員も広告代理事業に
偏る傾向がありました。

優秀な人材が収益性の低い事業(広告代理事業)に集まってしまっている。

売上の柱を支えてきた
広告代理事業を縮小させるという決断をし、
そこにいた優秀な人材を
スマートフォン向け新事業に投入。
それこそ、考えられる経営資源を
スマートフォン市場につぎこんで、
千載一遇のチャンスをつかみ取ろうとしています。

収益性の低い事業(広告代理事業)を縮小して、そこにいた優秀な人材を収益性の高い事業に投入するということですね。

この流れでマイクロアドさんの個人アフィリエイター向け(BTパートナー)広告配信が終了ということになってしまったっぽいです。

といっても完全にマイクロアドさんが広告配信をやめてしまうのかと言えば、そうではなく、特定の運営者さんには個別に管理画面を用意して広告配信をしてくれている(特定運営者さん向けの広告配信)ので、広告主や配信サイトを厳選して広告代理事業は続けていくとのこと(売上は伸びないものの、粗利益は上がっているそうです)。

このエントリーをはてなブックマークに追加


バックナンバー


ページトップに戻る